top of page
AdobeStock_206672303.jpeg

歯科・口腔内診療のご案内

犬の歯を磨きます
当院では犬・猫の歯科・口腔内診療に専門的に力を入れています。

人間と同様、歯の健康は寿命を延ばします。犬においても、歯をキレイに保って育てると、平均15%寿命が延びると言われています。そういった意味でも、歯石除去、歯周病の治療・手術やその予防はとても重要なことです。

​犬・猫の歯科・口腔内診療

犬・猫のオーラルケアはなぜ必要?

全身病の原因にもなる歯周病を防ぐため

人間と同じように、犬・猫にも歯周病があります。現在では、3歳以上の犬の80%に歯周病が見られるというデータもあるほどです。歯周病を放置すると、歯が抜けるなどしますが、それだけでなく炎症が目、鼻、あるいは皮膚の下にも広がって、目の充血やくしゃみ、鼻からの出血及び鼻汁、鼻をなめるしぐさなどが見られることもあります。さらに恐ろしいことに、肝臓や腎臓、心臓などの内臓にも影響を及ぼし、さまざまな全身病の原因にもなります。オーラルケアを行い歯周病を防ぐことは、歯を守るだけでなく、愛犬のからだ全体の健康を保つことにつながっているのです。

あくび猫
歯周病とは

歯周病は、歯肉炎と歯周炎を総称したものです。食べ物の食べかすや細菌など(歯垢)が歯と歯肉(歯ぐき)の間(歯肉ポケット)にたまり、歯肉が炎症を起こしたものが歯肉炎です。歯肉炎が進行すると、歯を支えている組織も壊され、歯肉ポケットはどんどん深くなって細菌の繁殖が進み、歯周ポケットとよばれる状態になります。こうなると、歯肉以外の歯周組織にまで炎症が及んで歯周炎となります。歯周組織の炎症がひどくなると、歯を刺させることができずに歯が抜けていきます。細菌が繁殖すると、歯根周囲の骨まで溶け出し、口の中や外に穴が開いたり、ものを食べたときに顎の骨が折れることもあります。

IMG_3514_edited.jpg

歯周病の治療と予防について

治療では歯垢や歯石を取り除きますが、抜歯も少なくありません

歯周病の治療では、スケーラーとよばれる歯科用器具を使って、歯垢や、歯垢が石灰化して固まった歯石を取り除いたり(スケーリング)、歯周ポケットの中を洗浄してきれいにします。また、症状が進んでしまった場合は抜歯をします。
なお、歯周病によってできた大きな歯周ポケットの中に、粒子状の人口骨を埋め込んで歯周組織の補修を促すなどの先端治療も行っています。しかし、これらの治療は難しいため、問題のある歯は抜歯をするケースも少なくないのが現状です。

AdobeStock_41495025.jpeg
歯周病予防に効果的な歯みがき

スケーリングを始めとした歯周病の治療は、獣医師のもとで犬に全身麻酔をかけて行いますが、ほかの病気にかかっていたり、高齢犬の場合は全身麻酔ができないこともあります。できれば治療が必要となる前に、歯周病を防ぐことが大切です。
歯周病の予防に際してもっとも効果的なのは、人間同様、歯みがきをすることです。歯みがきに関しては、「犬がいやがる」「やり方がわからない」などの声もよく聞かれますが、歯周病の怖さを考えれば、その重要性が理解できると思います。なお、歯みがきと並行して、噛むことで歯の表面についた汚れや歯垢を除去するデンタルガムを活用することも、歯周病の予防に役立ちます。

AdobeStock_284365935.jpeg

歯科治療の流れ

歯周病になる前に、口が臭い、歯が汚い、歯が折れた、口内炎、口の中や顔が腫れたなどのお口の中のトラブルがありましたら、お気軽にご相談ください!

​0957-52-1422
1.事前検査・手術日の決定

歯石、歯肉炎、歯周病進行程度および腫瘤などの病変が無いか全体的に観察し手術日を決めます。

2.口腔内精査

全身麻酔下で歯科レントゲン等を用いて口腔内精査。

3.スケーリング・ポリッシング・
歯肉内キュレッタージ

歯科用ユニットの超音波スケーラーを用いて、歯石除去をします。
歯石除去による歯の表面傷を研磨剤で磨き滑らかにします。
歯周ポケット内の汚れ・炎症歯肉を掻き出します。

4.抜 歯

動揺している歯や破折している歯・歯を支えている歯槽骨の退縮など温存が難しい歯があれば抜歯します。

5.歯槽骨再生医療

歯を出来るだけ残したい場合は、歯槽骨再生医療も行っています。

AdobeStock_102628155.jpeg
歯槽骨水平吸入.jpg

 歯槽骨吸収像 

歯槽骨の垂直吸収.jpg

 歯槽骨吸収像 

歯科用レントゲン.JPG

 歯科用レントゲン 

3b63ed_ec06faf0397c48f6ae471bee9f2352ea~mv2_edited.jpg

 歯科用ユニット 

bottom of page